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耳の病気

急性中耳炎

急性中耳炎

中耳(鼓膜の内側)に炎症を起こす病気です。耳に強い痛みが出ます。炎症が強く、貯まった膿が鼓膜を破り外に出てくると耳漏(耳だれ)を生じます。5~7割のお子さんが、3歳までに一度は急性中耳炎にかかるといわれています。原因の多くは風邪や鼻炎です。鼻の奥には、耳管といって中耳とつながる管があります。耳の換気、耳抜きをするところです。風邪や鼻炎から鼻の奥で病原菌が増えると、この耳管を介して感染が中耳にも広がり、中耳炎となります。

急性中耳炎には、免疫や耳管が未発達な生後6か月から2歳くらいまでが一番かかりやすいです。3歳くらいまでですと、中耳炎に年に1~2回かかるという報告があります。免疫、耳管の発達とともに、年齢が上がるにつれて、かかりにくくなります。小学校低学年くらいまでは比較的よくみられる病気です。中耳炎は風邪がきっかけとなることが多いので、冬や、また4~5月に起きやすいです。

最近は耐性菌といって抗生剤が効きにくい菌が増えており、中耳炎がなかなか治りづらいことがあります。また、はじめて中耳炎にかかった年齢が低いほど、その後に中耳炎を繰り返す可能性が高いといわれています。

治療
重症度に応じて抗生剤による治療を行います。抗生剤による治療では、耐性菌に対してもしっかり効くよう、また耐性菌を作らないよう薬剤の選択にも工夫がなされてきています。鼻の処置などで鼻炎を改善させることも重要です。耳の痛みにはアセトアミノフェン(カロナールなど)の痛み止めを使います。鼓膜の内側の浸出液がなくなり、鼓膜が正常な状態になるまで経過観察を行います。とくに大きいお子さんでは、軽症の場合には抗生剤を処方しないことがあります。これはなるべく耐性菌を作らないようにするためです。ヨーロッパのいくつかの国ではこの傾向が強いです。中耳炎に対して抗生剤をあまり処方しないオランダでは耐性菌が少ないそうです。
予防
風邪がきっかけとなることが多いので、まず風邪にかからないようにすることが重要です。保育所などへの通所の仕方を変えることで、中耳炎を繰り返しにくくなったという報告があります。またRSウイルスやインフルエンザ、アデノウイルスは中耳炎を起こしやすいといわれています。流行時には注意が必要です。生後6か月まで母乳栄養を行うことも、中耳炎を予防したり、中耳炎の頻度を減らす効果があることが示されています。寝たままの授乳や受動喫煙を避けることも、中耳炎を予防する効果があるようです。
反復性中耳炎
半年の間に3回以上、または1年の間に4回以上、中耳炎を起こしてしまう場合は反復性中耳炎といわれます。中耳炎を繰り返さないようにするためにチューブを鼓膜に挿入することがあります。最近では十全大補湯という漢方の有効性も示されています。

滲出性中耳炎

中耳(鼓膜の内側)に浸出液がたまる病気です。お子さんに多い病気です。就学までに約9割のお子さんが一度は罹患するといわれています。多くは生後6か月から4歳までに生じます。
鼻の奥には、耳管といって中耳とつながる管があります。耳の換気をする管です。この耳管が感染などからうまく働かなくなることが原因と考えられています。ですから中耳炎を起こした後や、鼻が続くときになりやすいです。痛みもないため、お子さんではとくに症状を訴えることがなく、TVのボリュームが大きい、聞き返しが多いなどから気づかれることがあります。
治療
自然に治ることも多い病気です。中耳炎の後に生じた場合は3か月後には74%が自然に解消されているといわれます。ですから治療の基本は経過観察となります。もちろん鼻炎や副鼻腔炎がある場合はそれらの病気に対する治療が重要です。またOtovent(オトヴェント)といって、鼻で風船を膨らまし耳抜きをする器具があります。体に負担がかかるものではないので治療として行われることがあります。
積極的な治療が必要になる場合は、経過が長く難聴が続いているとき、鼓膜に癒着などの異常が生じているときです。チューブ留置術(換気のための小さいチューブを鼓膜に挿入)を行ったり、またアデノイド切除術が行われることがあります。マクロライド少量長期投与という薬物療法もあります。
年齢とともに耳管も発達し、かかりづらくなる病気です。就学時には9割のお子さんが治癒するといわれています。しかし、なかには難治性で癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎を生じることがあります。定期的な経過観察が必要です。冬には治りづらい傾向があります。成人の方でも生じますが、とくにきっかけもなく生じる場合は腫瘍性病変が隠れていることがあります。ファイバーなどで鼻の奥を調べます。

慢性(穿孔性)中耳炎

鼓膜(耳の奥にある音をとらえる膜)に穴が残ってしまっている状態です。そのため難聴を生じます。かぜを引いた後や、海などで汚い水が耳の中に入ってしまった後に炎症を起こしやすく耳だれが出てきます。慢性的な炎症から内耳障害を起こし、ゆっくり難聴が進んでいきます。まためまいを起こしやすくなったりします。
治療
耳だれなど感染が生じているときは洗浄や抗生剤の点耳を行います。現在は鼓膜を手術で閉じることができるようになっています。鼓膜を閉じることで、耳だれを起こさないようにし、内耳障害の進行を止めることが目的です。内耳障害の程度や、耳小骨(鼓膜の内側にある音を伝える小さな3つの骨)の状態にもよりますが手術で難聴が改善する可能性もあります。手術を希望される場合は専門の施設へ紹介いたします。

真珠腫性中耳炎

真珠腫は鼓膜の陥凹(くぼみ)から生じるのう胞(ふくろ)です。のう胞の中には剥がれた上皮などが貯まっていきます。そこに感染を起こすと耳だれが起きます。真珠腫が問題となるのは、感染などから炎症を起こすと、そののう胞(ふくろ)が少しずつ周りの骨、組織を溶かしながら大きくなっていくことです。
鼓膜の奥には耳小骨といって音を伝える骨や、蝸牛・三半規管などの音をとらえたり、バランスを感じる器官、顔を動かす神経(顔面神経)、味を感じる神経(鼓索神経)など大事な臓器があります。また脳にも近いところです。真珠腫を放置しますと、それらの臓器が徐々に壊されていき、難聴、めまい、顔面神経麻痺を生じたり、また脳の方へ広がると、髄膜炎を起こしたり、脳に膿を貯めたりすることがあります。
治療
治療は手術により、真珠腫を取り除くことです。再発の有無を確認しながら数回に分けて手術が行われることもあります。真珠腫があまり広がっていなければ手術により聴力を保存できる可能性がありますが、手術の一番の目的は真珠腫を治癒させることになります。

外耳炎

耳かきなどが原因で外耳道(耳の穴)の皮膚が傷つき、そこから細菌が感染して炎症を起こしたものです。耳あかは、外耳道の皮膚を弱酸性に保ち、細菌の感染を防いでいます。耳掃除のやリ過ぎや、プールなどでいつも外耳道が水にさらされていると、このスキンバリアが壊され、感染を起こしやすくなります。
外耳炎を生じた場合は抗生剤の点耳薬を垂らして治療します。炎症が外耳道にとどまらず、周りの皮膚にも広がってしまった場合は抗生剤の内服が必要になります。炎症を悪化させないためにも耳をいじらないことが重要です。また細菌だけではなくカビ(真菌)が悪さをすることがあります(外耳道真菌症)。この場合は分泌物を丁寧に清掃し抗真菌剤の軟膏を塗る必要があります。細菌による外耳炎に比べ長めの治療が必要です。

メニエール病

耳が原因のめまいの中で2番目に多い疾患です。めまいや難聴を繰り返すことが特徴です。難聴や耳閉感(耳がつまった感じ)、耳鳴と同時に、あるいはその前後でめまいを生じます。内耳の内リンパ液の過剰産生や吸収障害による特発性内リンパ水腫ができるためにひき起こされる症状です。心身症の一種と考えられておりストレスや体の疲れ、睡眠不足などが誘因となります。神経質で几帳面な方が多いです。このため睡眠を十分にとり、仕事や日常生活での無理を避け、ストレスから解放されるだけで改善することもあります。
また有酸素運動も効果があるといわれています。治療は浸透圧利尿剤を使います。心理的因子の影響が強い場合は抗不安薬などを使うこともあります。めまい発作や難聴を繰り返すことにより聴力も徐々に悪化していくことがあるため発作をなるべく起こさないよう、日常生活の改善が重要なポイントです。

突発性難聴

突発性難聴

突然発症する原因不明の難聴です。めまいや耳鳴り、耳閉感(つまったかんじ)を伴うこともあります。血流障害やウイルス感染などが原因として推定されています。肉体的、精神的にストレスがかかっている場合に発症することが多いです。

ステロイド剤を中心とした治療を行います。またストレスを避け安静に過ごすのがよい治療となります。治療をしても難聴が残ってしまう場合があります。聴力を改善するためにはまず1週間以内の早期の治療が必要です。難聴が高度の方は入院加療を行うこともあります。

良性発作性頭位めまい症

耳が原因のめまいの中で最も多い疾患です。頭を動かしたときに数秒から数十秒の激しい回転性めまいがおこります。内耳の一部の耳石がはがれて半規管を浮遊したりして症状を起こすといわれています。症状や眼振検査で特徴的な眼振がみられることで診断します。治療は耳石を元の位置にもどす理学療法が行われます。自宅での頭位運動などのリハビリで早期に治すことができます。あまり症状が強いときには薬を内服する場合もあります。

聴神経腫瘍

聴神経腫瘍とは内耳の奥の第8脳神経(聴神経)にできる良性の腫瘍です。原因はまだよくわかっていませんが、遺伝子異常が関与しているのではないかといわれています。多くは左右どちらか一方に生じます。初発症状としては難聴や耳鳴りが多いです。まためまいが生じることもあります。腫瘍の進展とともに少ずつ難聴が悪化していきます。ですから片耳の難聴があり、とくに徐々に悪くなっていく場合には聴神経腫瘍を疑う必要があります。
現在はMRIで小さい腫瘍でも見つけられるようになりました。腫瘍が小さい場合には、治療方針としては、手術、ガンマナイフ(放射線治療)、経過観察の3つが考えられます。それぞれに長所、短所があります。聴神経腫瘍は悪性疾患ではなく、また腫瘍が小さければすぐに命にかかわる病気ではありません。腫瘍の発育も、非常にゆっくりな場合もあり様々です。治療そのものが生活の質にかかわる可能性があり、それぞれの方に合わせてじっくり決めていく必要があります。

先天性耳瘻孔

先天性耳瘻孔は耳介や耳介周囲に生じた瘻管・のう胞(ふくろ)です。胎生期(お母さんのおなかにいる間)の耳介形成不全と考えられています。外見的には小さな穴がみられるのみです。多くは耳介の手前にあります。圧迫するとにおいのある白い分泌物がみられます。日本では2%前後の方にみられるという報告があります。とくに感染などを起こさなければ治療の必要はありません。感染・炎症を繰り返すときは手術で摘出します。

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